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【コラム】~ハワイ州編~ コロナ禍における各国のルールや国民の雰囲気について

ハワイ州のコロナ禍のルール

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本国内では「新型コロナウイルスまん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」が状況に合わせて各都道府県で発令されています。
感染者数の増減する日々の中、国内のコロナウイルス関連のニュースは日々目に入ってきますよね。

その一方で、皆さんは、海外の体制や状況についてご存じでしょうか?
あまり身近ではない日本国外のコロナ対策。
今回は外に目を向け、海外では、どんな取り組みやルールを設けているか調べてみましょう!
こんな対策方法もあるんだ! という新たな発見もあるかもしれません👀

ではまず、今回は第一弾として
誰もが憧れる有名なリゾート地!ハワイ(オアフ島)および米国の政策をご紹介です🌈🌊

ハワイ州 現在の感染者数
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感染者数合計:78,149人 死亡者数:757人
※2021年9月26日時点
(参考:https://www.allhawaii.jp/covid19)
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ハワイ州取り組み事例

①ワクチン・トラベル・プログラム(通称ワクチンパスポート)

2021年5月にハワイ州隣島間移動制限 「ワクチン・トラベル・プログラム(通称ワクチンパスポート)」が開始され、ハワイ州にてワクチン接種が完了している人は隣島移動時の抗原検査・隔離が免除になりました。
しかし2021年6月15日には感染者数が抑えられていたこともあり一時的に離島間移動制限が緩和され、ワクチン接種の有無に関わらず移動可能になったり、移動前後の自己隔離が 免除になるなど、感染者数の増減により対策方法を変更していました。
ワクチン接種完了者で隣島間の旅行を行う場合:
・名前、生年月日、ワクチンの種類、ワクチン接種日が記載されているCDC(米国疾病予防管理センター)発行のワクチン接種完了証明書を用意
・ハワイ州セーフ・トラベルズ・ハワイのウェブサイトにてオンラインアカウントの作成と、登録を行う
・ワクチン接種完了証明書に記載されている内容は正確なもので、本物であることを確認する
・ワクチン接種完了証明書のPDFファイル、またはデジタルコピーをセーフ・トラベルズ・ハワイのウェブサイトにアップロードする
・ワクチン接種完了証明書の提示を求められた場合に備え、原本を携帯する
(参考:https://www.allhawaii.jp/covid19/news/210605/)

②セーフアクセスオアフ

オアフ島ホノルル市のブランジアーディ市長は、新型コロナウイルス感染症再拡大防止策として、「セーフアクセスオアフ」プログラムを9月13日から施行することを発表しました。
ハワイの企業や働く従業員や顧客を守るため、レストランやバー、ジム、その他施設を利用する際にはワクチン接種証明書(通称ワクチンパスポート)を提示もしくは過去48時間以内に新型コロナウイルス感染症検査の陰性証明書提示の義務づけました。
しかし、施設滞在時間が15分以内の場合は、証明書の提示は求めないとされています。
このプログラムの開始は9月13日から開始され、11月12日まで実施される予定です。(感染者数増減によって実施日時の変更有)
また、すべてのホノルル市内で働く従業員は接種証明書提示、または毎週新型コロナウイルス感染症検査を受け陰性証明書を提示する必要があります。

プログラム対象者:12歳以上
プログラム対象施設
・レストラン(屋内の飲食スペースを常置しているスーパーやフードコート含む)
・ジムやフィットネスセンター、ヨガ、ピラティス、バレー、ダンススタジオ、ボクシング/キックボクシングジム、フィットネス・ブートキャンプ、屋内プール等
・ボーリング場
・射撃・アーチェリー会場
・プール
・ビリヤード施設
・映画館
・美術館/博物館
・その他レクリエーションゲームまたはエンターテイメントセンター
・ボタニカルガーデン
・動物園
・水族館・海洋生物関連のアトラクション
・商業用ポート
・公共・プライベートプール
・その他アトラクション(カルチャー関連、ゴーカート、ミニゴルフ)

提示可能なワクチン接種証明書
・ハワイ州が認めるワクチン接種証明書の原本
・ハワイ州がワクチン接種証明書の写真または電子コピー
・セールトラベルズプログラム内にアップロードされたハワイ州が認めるワクチン接種証明書

日本からの渡航の場合、日本国内発行の新型コロナウイルスワクチン接種証明書も有効になりますが、使用可否の判断は施設側に委ねられます。
(参考:https://www.allhawaii.jp/htjnews/4870/)

各種飲食店・公共施設においての取り組み

ハワイでは、レストランや公共施設等に関して、感染者数の増減に合わせ収容人数制限が実施されております。
ハワイ州イゲ知事は6月24日の会見で、ハワイ州が7月8 日までにワクチン接種率60%に達する見通しになることを踏まえ、7月8 日以降、飲食店での人数制限を定員の75%までに引き上げられるほか、集会についても屋内で最大25人まで、屋外で75人まで可能となりました。
(参考:https://www.allhawaii.jp/covid19/news/20210626/)
しかし、新規陽性者が急増したことを受け、2021年8月11日より、人数制限の定員を50%までとし、集会等は屋内10名、屋外25名までに制限し、50人以上でのイベント開催を予定する場合は、「COVID Mitigation Plan(新型コロナウイルス感染症 緩和計画」の提出を必要とする など、柔軟に対策を講じています。

オアフ島内唯一の公共交通機関「The Bus」は、2020年3月下旬に初めて開始されていたロックダウン期間中より減便・運休をしつつ現在も運行を続けておりますが、運行するにあたり以下のルールが設けられています。
・2020年9月:マスク着用必須。(どのようなマスクでもOK)
・2021年2月中旬:大統領令・CDC(米国疾病予防管理センター)によって、「マスクの種類によっては公共交通機関への乗車、および建物・バスターミナルの立入り不可」の新しい規制へと強化。
※2才以下の子供はマスク着用は必須ではない。
・乗車可能:2重または3重の布マスク、不織布マスク、2重になったネックゲーター
・乗車不可:バンダナ、スカーフ、バルブなどがついたマスク。フェイス・シールドのみの着用は有効な医療免除カード(Medical Exemption Card)の提示が必要。
(参考:https://tabilover.jcb.jp/hwi/blog/other/information)

以上が、ハワイでの各種政策・取り組み事例です。
島間や島外の移動を「ワクチンパスポート」などを指標として規制する点は国内外から大勢の旅行客がくるハワイならではで、日本とは違う点ですね😲
また、公共交通機関でのマスク着用義務については、持病等によりマスク着用が難しい人々に対してもきちんと配慮出来ている素晴らしい対策だと感じました。
新型コロナウイルスの感染源の多くが”空気感染・飛沫感染”と言われている今、マスクの着用義務化は感染拡大防止にとても有効です。

私たちが以前のように海外旅行に行けるようになるまではもう少し時間がかかりそうですが、
今回は日々知ることがない国外の現地の現状をお伝えさせていただきました😊
今後の渡航再開に向けて一人一人が感染防止ルールをしっかり守り、コロナ収束を目指していきましょう✊✨